『草木たちの朝』 読者のコメント

「私」ということに 留まるのではなく、
もっとずっと大きな……、もっとずっと小さな……
世界を埋めつくしている、ありとあらゆるものたちに
心をふるわせること。
それは、世界を愛しいものにかえ、すべてを 尊いものにかえる。
戸惑うことなく「私」という確かな瞳と心を開け放てば
そこに広がるのは 
神の目に映る 風景なのだろうと思えた。
私が「私」として立っている意味は、
そこにこそある。
なんと美しい方程式
ここにあるのは、命(喜び)の形。

中嶋朋子(女優)

哲学者の風貌を持ち、カタローニアを愛するマルチアーティストの谷口江里也さんの詩は、
ものごとの本質を、生きものたちに託して、語りかけている。

福原義春(資生堂名誉会長)

谷口江里也さんの本を開くと、いつも数行で文中の風景の中に立つ自分がいます。
スーッと脳の緊張が解けて、「もっとお話し聞かせてっ」と、せがむ子供のような気持ちになり、
仙人のような俯瞰した視点に心地良さを感じます。
そして近視眼的になりがちな自分を反省してみたりして……

野又 穫(画家